2023.05.23
不動産の一括査定はデメリットだらけ?正しく上手に使う方法を紹介
「不動産一括査定サイトってメリットはあるの?」
「営業がいっぱい来るって聞いたけど大丈夫なの?」
このようにお悩みではありませんか?
インターネットから簡単に査定できるのが魅力の一括査定サイトですが、「営業が多くなるから大変」「あんまり当てにならないし時間の無駄」など、良くない意見も見かけます。
そこでこの記事では、不動産の一括査定サイトは本当にデメリットが多いのか、どういった仕組みで運営されているのか、上手く使う方法はあるのかなどを詳しく解説します。
これから不動産の売却を検討しているという方は、参考にしてみてください。
目次
不動産一括査定サイトの仕組み
デメリットやメリットを把握するためには、一括査定サイトの仕組みを理解することが重要です。
そこでまずは、一括査定サイト「サテイエ」の流れを元に、どのような仕組みになっているかを紹介します。
「サテイエ」では以下の流れで、不動産会社の一括査定が行われます。
- 査定依頼(不動産の情報と個人の情報を入力する)
- 査定額の提示(サテイエが提携している中で高額査定をした不動産会社の結果を提示)
- 理想の不動産会社を選ぶ(各会社を比較して納得のいく不動産会社と契約を行う)
最終的に最大6社の不動産会社を提示され、その中から1社を選んで契約することになります。
一括査定サイトは、この過程の中でユーザー側から費用を徴収することはありません。
費用を支払っているのは、一括査定サイトに登録している不動産会社です。
そうなると、不動産会社は「せっかくお金を支払うならなんとしても顧客を獲得したい」と考えるため、査定額を高くしたり細かく話を聞いたりして、自社を選んでもらおうと努力します。
このような仕組みで一括査定サイトが成り立っています。
それでは、この仕組みを踏まえた上で、一括査定サイトのメリットとデメリットについてみていきましょう。
なお、当サイトでイチオシの不動産一括査定サイトは「サテイエ」です。
営業電話一切なし、優良企業のみ1,000社と提携している査定サイトですので、一括査定サイトを検討している方は利用してみてください。
不動産一括査定サイトを利用するデメリット・トラブル例
まずは、一括査定サイトを利用するデメリットとトラブル例についてです。
仕組みでも紹介した通り、一括査定サイトの登録している不動産会社は自社を選んでもらう必要があるためにさまざまな工夫をしています。
それが原因で生まれてしまうデメリットが以下の通りです。
- 実際の売却額よりも高すぎる金額で査定額が提示されることがある
- 全ての不動産会社に依頼できるわけではない
- しつこい営業にあう可能性がある
それぞれの内容についていきましょう。
実際の売却額よりも高すぎる金額で査定額が提示されることがある
一括査定サイトの仕組み上、実際の相場よりも高すぎる金額で査定額が提示されることがあります。
理由はシンプルに、査定額が低いと自社が選んでもらえないからです。
もちろんユーザーを第一に考えた相場通りの査定額を提示する不動産会社もありますが、高く提示するような不動産会社は、最大2割~3割増しで査定額を提示することもあります。
そのため、提示される査定額が正しいかどうかを判断するために、事前にある程度相場を把握しておくことが重要です。
自分で相場を調べるには、以下のようなサイトを利用しましょう。
事前に自分で相場を調べて、提示される査定金額が正しいかどうかを正しく判断できるようになってから、一括査定サイトを利用することをおすすめします。
全ての不動産会社に依頼できるわけではない
前提として、一括査定サイトで受けられるのは登録されている不動産会社の査定のみです。
存在している全ての不動産会社で査定を行えるわけではありません。
特に、業界内での最大手不動産会社や完全地域密着型のような小さな不動産会社は提携されていないことが多いです。
良くも悪くも、ある程度実績を積んだ中型の不動産会社が多く提携しています。
そのため、そういった企業の中から特に自分の物件タイプや地域に合ったぴったりの不動産会社を選ぶことが重要です。
「大手の不動産会社で安心して売却したい!」「地域密着型のお得な不動産会社で契約したい」というような場合は、自分で不動産会社を見つけて契約するのが良いでしょう。
しつこい営業にあう可能性がある
一括サイトは、査定の依頼をする際に「電話番号」や「メールアドレス」などの個人情報を入力します。
もちろん一括査定サイトがその個人情報を流出させるようなことはありませんが、一部の不動産会社からしつこい営業にあってしまう可能性はゼロではありません。
すでに記載した通り、不動産会社は顧客獲得に全力を尽くしています。
その結果、契約してくれるかもしれない見込み顧客にしつこく営業をかけてしまうというのは、どの分野でも仕方がない部分と言えるでしょう。
ただし、一括サイトで査定をしてから営業が極端に増えてしまった場合は、利用したサイトに「営業を止めて下さい」と言うと、止まる場合がほとんどです。
そのため、「営業が心配で利用したくない…。」というような心配は不要でしょう。
また、一括査定サイトの中には、そういった営業が一切ないことを売りにしているサービスもあります。
営業を手間に思う方は、そういったサービスを利用して一括査定をしてみてください。
不動産一括査定サイトでデメリットを感じることなく損せず上手に使う方法
ここまで不動産一括サイトのデメリットについて紹介しました。
デメリットだけ見るとイマイチに感じる方も多いかもしれませんが、実際のところ上手に使えば非常に便利で優れたサービスと言えます。
そこでここからは、一括査定サイトのデメリットを感じることなく上手に使う方法を紹介します。
- 相場の参考として利用する
- 不動産会社の候補探しとして利用する
- 一般媒介契約で依頼する
それぞれの方法についてみていきましょう。
相場の参考として利用する
1つ目の方法は、一括査定サイトを相場チェックとして利用する方法です。
すでに記載した通り、不動産の相場は自分で調べることもできますが、不動産会社が出した金額の方がより実際の相場に近い金額になっています。
また、自分で調べた相場の答え合わせとして活用することも可能です。
ただし、一括査定サイトで提示される相場は実際の相場の2割~3割り増しという点を忘れてはいけません。
その点はしっかり把握した上で、依頼するようにしましょう。
不動産会社の候補探しとして利用する
一括査定サイトに登録されている不動産会社のほとんどは、ある程度実績を持った会社です。
ある程度実績はあるものの最大手ではなく、自分で探すと難しいような不動産会社が多いため、そういった会社を見つけるという点では最適のサービスと言えます。
実際、1から自力で不動産会社を見つけるのは容易ではありません。
「自分が売却する不動産タイプ(戸建てかマンション)か」「どのエリアか」「直近1~2年の販売実績はどれくらいあるのか」など、自分に合った不動産会社を見つけるのは、非常に大変です。
その点一括サイトを利用することで、さまざまな条件にマッチしたぴったりの不動産会社の候補を簡単に見つけられます。
そして、実際に話を聞いてみてダメだと思ったら、そこで契約せずにスルーすれば良いだけです。
そう考えると、不動産会社の一括査定サイトは非常に便利なツールと言えるでしょう。
一般媒介契約で依頼する
不動産会社の契約には、大きく3つのタイプがあります。
一般媒介契約 | 専任媒介契約 | 専属専任媒介契約 | |
---|---|---|---|
複数の不動産会社と契約 | 〇 | × | × |
自分で買い手を見つける | 〇 | 〇 | × |
契約期間 | 3ヶ月 | 3ヶ月 | 規程なし |
レインズへの登録義務 | なし | あり | あり |
営業・販売状況の報告 | なし | あり/2週間 | あり/1週間 |
一般的には、ある程度集中して売却の活動をしてくれる専任媒介契約が選ばれやすいです。
しかし、一括査定サイトを利用する場合は、一般媒介契約で複数の不動産会社に依頼することをおすすめします。
一般媒介契約でもレインズへの登録を依頼さえすれば登録してもらうことができ、レインズに登録できれば買い手を見つけることが可能です。
実際、一般媒介契約は複数の不動産会社で競争し合う構図になるため、専任媒介で1社に任せるよりも早く売れることも多くあります。
ただし、その分複数社とやり取りをする必要があるため、手間はかかってしまいます。
また、仲介手数料を値引きするのも難しくなる可能性があるため、そういった点を把握した上で、各社に一般媒介契約をお願いしてみると良いでしょう。
不動産一括査定サイトの正しい選び方
ここまで紹介した通り、一括査定サイトは上手に使うと非常に便利なツールです。
しかし、一口に一括査定サイトと言っても非常に多くの査定サイトがあるため、どのサービスを選べば良いか分からないという方も多くいます。
そこでここからは、不動産一括査定サイトを選ぶ上で重要な4つのポイントを解説します。
- 提供エリアに対応しているかを確認する
- サポート体制が優れた一括査定サイトを選ぶ
- 提携している会社の数や質で選ぶ
- 対応している物件の種類を確認する
それぞれのポイントについてみていきましょう。
提供エリアに対応しているかを確認する
まずは、一括サイトの対応エリア内に住んでいるかを確認しましょう。
一括サイトと言っても、全国に対応しているわけではありません。
東京をはじめとした関東の千葉や神奈川、関西の大阪や京都、九州の福岡など、都心部や都市部は対応していることが多いですが、郊外の不動産を売却する場合は対応していないことも意外と多いです。
対応エリア外の場合は、自分で不動産会社を探さなくてはなりません。
そのため、まずはじめに提供エリアを確認して、一括査定サイトが使えるエリアなのかどうかをチェックするようにしましょう。
サポート体制が優れた一括査定サイトを選ぶ
続いて、一括査定サイトのサポート体制を確認しましょう。
サポート体制と言ってもピンからキリまでありますが、ここで重要視したいのが「サポートに不動産売却の知識があるか」と「サポートから営業の停止をお願いできるか」という2点です。
まず1点目についてですが、売り手の意見として自分の物件の一括査定を行うサイトのサポートが、不動産売却の知識が一切ないと不安に感じる方も多いと思われます。
それを考慮すると、前提としてサポートに知識がある一括査定サイトを選ぶのがベストです。
そして2点目は、デメリットでも記載した営業についてのサポートになります。
しつこい営業があるときに、その営業を止めることはできるのか、もし営業の仕方が悪徳なときにそういった不動産会社のサービス停止はあるのかなどを確認しておきましょう。
サポートがしっかりしている査定サイトは、運営自体もしっかりしていることが多いです。
そのため、安心して契約することができるでしょう。
提携している会社の数や質で選ぶ
一括査定サイトによって、提携している会社の数や質も大きく異なります。
たとえば、人気の一括査定サイトで比較してみると以下の通りです。
一括査定サイト名 | 提携している不動産会社の数 |
---|---|
すまいValue | 6社 |
SUUMO | 約2,000社 |
HOME4U | 約2,000社 |
HOMES | 約3,000社 |
サテイエ | 約1,000社 |
イエカレ | 約400社 |
このように一括査定サイトによって、大きな差があります。
ただし、数が多いからそこが優れているとも限りません。
表内に記載した「すまいValue」は6社しか登録していませんが、その6社は不動産業界内の最大手6社で、すまいValue以外で一括査定できないような会社になっています。
そのため、会社の数だけでなく質も確認することが重要です。
細かな部分も比較しつつ、自分に合った一括サイトを見つけることが重要と言えるでしょう。
対応している物件の種類を確認する
戸建てやマンションを売却する方は問題ありませんが、ビルや店舗などの特殊な不動産を売却する予定の方は、その物件タイプに対応しているかをしっかり確認しておきましょう。
一括査定サイトによっては、戸建てとマンションのみ対応というようなケースもあります。
特に確認しておきたいのが、以下の不動産を売却する場合です。
- オフィスビル
- テナントビル
- 倉庫
- 土地
- 農地
これらの不動産を売却する予定がある方は、事前にチェックしてから申し込むようにしてください。
不動産の一括査定サイトはサテイエがおすすめ
ここまで一括査定サイトのメリットやデメリットを紹介しましたが、「実際のところどのサービスがおすすめなの?」と悩んでしまう方も多いでしょう。
一括査定サイト選びで悩んだ人におすすめなのが、「サテイエ」です。
サテイエは、ぴったりの不動産会社が見つかりやすいように以下のような仕組みを徹底しています。
- 営業電話一切なし
- 悪徳な業者は徹底排除
- 資格を所持したコンシェルジュがサポート
- 優良企業に絞った1,000社のみ提携
また、ビルや農地、倉庫などさまざまな物件タイプにも対応しています。
そのため、特殊な物件タイプの不動産を売却したいという方にもぴったりのサービスです。
最短30秒で査定できますので、これから不動産の売却を検討している方は、ぜひ利用してみてください。
まとめ:不動産一括査定サイトのデメリットを知って上手く活用しよう
この記事では、不動産一括査定サイトについて解説しました。
一見デメリットが多いように思われる一括査定サイトですが、上手に使うことで非常にお得に便利に活用することができます。
そのため、これから不動産売却を検討している方はぜひ利用してみてください。
なお、一括査定サイト選びで悩んだ人におすすめのサービスが「サテイエ」です。
営業電話一切なしのサイトですので、気軽に査定してみると良いでしょう。
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